「瓜子織姫」 220㎜ 1995 (桂、胡粉彩色、縫いぐるみ胴、草木染正絹手織り生地) 昔々、おじいさんとおばあさんがありました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗い物にいきました。おばあさんが洗い物をしていると、どんぶらどんぶらと大きな瓜が流れてきました。瓜はおばあさんのもとに流れてきました。おじいさんが帰ってきたらいしょにたべようと思い、おばあさんは瓜を持ち帰り、お櫃にしまっておきました。 おじいさんが帰ってきて、さあ瓜をたべましょうと、お櫃をあけますと、なかには小さな女の子が生まれていました。ふたりはこの子を瓜子姫と名づけ、だいじに育てることにしました。 瓜子姫は日に日に大きく…