大学教員はインテリということになっている。しかし日本の大学教員は、教員としての能力がない、または著しく不足している。それなら、研究者としては、通用するのか。理系はともかく、文系は言うも哀れ、語るも涙である。何ら新しい発想がなく、時間つぶしのごくつぶしである。 能力不足は、どこで補うのだろう。ごまかし以外にはない。または、目立たぬように生きるしかない。多少の野心のある、勘違いな教員は、駄文を書いて、本をでっちあげて、自他ともに認められたい、認められるだろうと、自分を売り込むことに執心する。 いちいち実名を挙げるのは、面倒であるが、筑摩書房に「ちくま新書」という新書シリーズがある。すでに1300点…