地域博物館の具体像などを話す加藤幸治・武蔵野美大教授 西東京市の地域博物館を創(つく)ろう連合会と同市公民館共催の講演会が9月10日、保谷駅前公民館であり、「いまミュージアムをつくる―期待される役割と課題-」と題して、武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程教授の加藤幸治氏が話した。約30人が参加した。 市内にはかつて日本初の民族学博物館があり、その収集物の多くが国立民族学博物館(大阪府吹田市)に保管されていることや、国史跡に指定された縄文中期の下野谷(したのや)遺跡の遺物などの保存活用の場が不十分だとして、新しい形の博物館を整備する機運を高めようと文化団体が取り組んでいる。 加藤氏は東日本大震災で…