(1950年5月28日 - ) フランス哲学者、中央大学理工学部教授。高知市生まれ。1983年中央大学仏文科大学院博士課程中退、1987年中央大理工学部専任講師、1990年助教授、1998年教授。また中島義道主宰哲学塾カントでソシュール入門の講師を担当。丸山圭三郎の弟子で、モーリス・メルロ=ポンティ、フェルディナン・ド・ソシュールなどを研究する一方、日本語論も書く
『日本語からの哲学』という本【1】を読んだ。 「です・ます」調で書いた論文が査読で撥ねられたことに端を発して、なぜ論文を「です・ます」調で書いてはいけないのかという問いから始まった思索の成果である。それだけ聞くと、世間的常識に対する反感やルサンチマンにもとづく、『うるさい日本の私』における中島義道のような迷惑系哲学に思われるかも知れないが、そうではなかった。 著者である平尾昌宏はまず、「論文にです・ます体を用いてはならない」或いは「論文はである体で書かねばならない」という規範の根拠を問うことから始める。規範の根拠のあり方として、(A)手続きによって定められた実定的規範、(B)倫理的・道徳的規範…
東大の夏休みは大体8月から9月までの2ヶ月間あります。ということで、今回はその期間に読んだ本を、記録の意味も込めて列挙していきます。 夏休み中(8月〜9月)に(最後まで)読んだ本(概ね読んだ順) 『科学哲学への招待』野家啓一 『暇と退屈の倫理学』國分功一郎 『英語は決まり文句が8割』中田達也 『構造と力』浅田彰 『ヨーロッパ思想入門』岩田靖夫 『FACTFUKNESS(ファクトフルネス)』ハンス=ロスリング 『実存主義とは何か』サルトル 『問いの立て方』宮野公樹 『キノの旅』時雨沢恵一 『現代思想入門』千葉雅也 『はじめてのスピノザ』國分功一郎 『疾風怒濤精神分析入門』片岡一竹 一部読んだ本(…
勉強記録 仏語単語4級108~148 『フランス基本単語の覚え方』 DUOセクション1~5 西語文法1~7 読書記録 國分功一郎『はじめてのスピノザ』 千葉雅也『現代思想入門』 橋爪大三郎『はじめての構造主義』 加賀野井秀一『20世紀言語学入門』 雑記 どうも、じるふぇです。 『はじめての構造主義』は高校生の時に一度読んだ本です。その時は、構造主義という考え方の持つインパクトに打ち震えていた頃で、我々が普段当たり前に考えている言動が、実は社会的な制度によって規定されているものであるということを非常に画期的な考え方のように感じていました。 そして当時の私はこの本を読んで、レヴィ・ストロースの、言…
サラ・ウォーターズ『半身』 津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』 加賀野井秀一『猟奇博物館へようこそ 西洋近代知の暗部をめぐる旅』 アリス・マンロー『小説のように』 山田昌弘『結婚不要社会』 トマス・ハリス『羊たちの沈黙』 室城秀之訳注『落窪物語』 東雅夫編『鏡花百物語集 文豪怪談傑作選・特別篇』 エリック・マコーマック『隠し部屋を査察して』 ちくま日本文学『泉鏡花』 サラ・ウォーターズ『半身』 サラ・ウォーターズ『半身』読み終わった。すごい小説を読んだ— あおのすけ (@auk_eon_so) 2022年6月5日 主人公のマーガレットは鬱屈した生活を送る貴婦人。慰問のため訪れた監獄で、霊…
▼東大寺学園 2022年ー2013年の10年間に東大寺学園中学で出題された文学作品をまとめました。 ▽2022年度 大問2「思い通りにいかないことに耳を澄ます」(『ポストコロナの生命哲学』所収)伊藤亜紗 ポストコロナの生命哲学 posted with ヨメレバ 福岡 伸一/伊藤 亜紗 集英社 2021年09月17日頃 楽天ブックスで調べる Amazonで調べる Kindleで調べる 大問3「ひきなみ」千早茜 ひきなみ posted with ヨメレバ 千早 茜 KADOKAWA 2021年04月30日頃 楽天ブックスで調べる 楽天koboで調べる Amazonで調べる Kindleで調べる ▽…