鹿児島への移住にあたっては、物件の状態や周囲の環境、生活の利便性について細かくチェックした。コンビニやドラッグストア、鉄道の駅が徒歩圏にあることをGoogleマップで確認し、自然災害に見舞われても命が危険にさらされないことをハザードマップで確かめた。 とはいえ、その場所に実際に住んでみないと本当のところはわからない。どこに住もうと問題はやがて顕在化する。都会には都会の、田舎には田舎の問題が。 いま住んでいるのは畑に囲まれた住宅街。当然、まわりは農家が多い。そのせいか、野焼きが日常的に行われている。 隙間だらけの家なので、窓を閉めていても野焼きの臭いが入ってくる。草や木ならまだいいけれど、ゴムや…