「ヒカガミ」。 「ひかがみ」と言われる膝裏の部位は、 「操体」の臨床を行う前の、触診において重要な意味を持つ。 「操体法」を習うのならば、必須の触診となっている。 触診は大切であり、「動診」に繋がっている。 ここにも静力学的な捉え方と、動力学的な捉え方の観点で、 「触れる」違いは現れてくる。 膝の裏筋の形状、「ひかがみ」をどのように触れていくか。 この意事は、触れる側の「からだ」の状態に関与している。 「からだ」には特性があり、触れるときにその「動診」を生かせるか。 特性を生かすための「動診」を生じさせて触診できるか、にある。