4日放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、新しい将軍に藤原摂関家から三寅を迎え入れ、三寅が成長するまでの間、北条政子が「尼将軍」として後見していくという流れが出来上がりました。 三寅の父親は摂政、関白となった九条道家で、天皇家に次ぐ名門貴族です。道家の母親は源頼朝の姪にあたるため、三寅は頼朝の血をわずかながら受け継いでおり、名目上かもしれませんが源氏の系統となります。 北条義時や政子が存命中は傀儡将軍そのものでしたが、二人の死去後に三寅は元服し、藤原頼経として正式に4代将軍となります。それでも、政治の実権は北条泰時や北条時房が握っており、傀儡将軍の立場は変わっていません。 成人になるにつれ、傀…