2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。三谷幸喜さんの脚本、小栗旬さんが北条義時を演じ、鎌倉幕府の成立から、御家人たちの権力闘争を描いた作品でした。 後半は、毎週のごとく、誰かが殺されるというような感じでした。 今回は、鎌倉幕府二代将軍源頼家について取り上げてみたいと思います。なぜ、源頼家が「悲運の将軍」と呼ばれるのか、また、源氏は三代までしか続かなかったのかを解説していきたいと思います。 ◆十三人の合議制とは?どんな制度なの? 最初の武士政権である鎌倉幕府で“十三人の合議制”という民主主義的な制度が行われていたと思いがちですが、実際はどのように行われたのでしょうか。 初代鎌倉殿源頼朝が急死…