大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、毎回シビアな展開が続いています。権力抗争に明け暮れた鎌倉時代が舞台なので仕方ありませんが、史実を追っていると「次回は〇〇の番だな」と読めるので、それをどのように描くのかも楽しみにしています。 今回のコラムでは、北条義時を支え続けた2人の人物について書きます。一人目は、盟友と目される三浦義村です。 義時が北条家を守るために奔走しているのなら、義村は三浦家が第一と考えている人物といえます。そして、三浦家を守るために最善の行動を取っているのですが、結果としてその行動は「北条家(とくに義時)に助力する」ことに結びつくのです。 第33回では、幽閉された源頼家の元を使者とし…