創造的な冒険や探検を行った人物に贈られる「植村直己冒険賞」の授賞式が2月6日に都内で開催され、大阪出身の28歳の登山家が、栄誉ある同賞に輝いた。 植村氏といえば、昭和45年(1970)に世界最高峰エベレストに、日本人として初めて登頂。同53年(1978)には、犬ぞり単独行で世界初の北極点到達を成功させた、誰もが知る冒険家だ。 だが、芸能界の中にも北極点到達に魅了され、62日間の苦闘の末に770キロを走破し、日本初、自力での北極点到達という快挙を成し遂げた女性がいた。それが女優・和泉雅子である。 東京・銀座生まれ。14歳から女優として活躍し、日活時代には吉永小百合、松原千恵子と並ぶ「3人娘」と呼…