日本人は怠惰である。勤勉ではない。 効率の悪い仕事だとわかっていても、意味のない書類だとわかっていても、意味のない会議だとわかっていても、怠惰だから改善しようという努力をしない。流れに任せて、ダラダラと仕事をし、ダラダラと書類を書き、会議でぼーっとしている。~中略~ 日本では、努力は報われない。もともと日本人は勤勉である、という幻想が前提になっているからだ。だからブラック企業は横行し、その対策もうまくいかない。努力しても報われないということが偏在的なので、アメリカ人ならぶち切れてしまうような事態でもおとなしく納得してしまう。これも怠惰のなせる業である。(岩田健太郎『医学部に行きたいあなた、医学…