ハラミの宮に宮都をひらいたアマテル大御神が、天下の安寧を見届けるために苦草を小食し、長寿を維持したことはホツマ全編で繰り返し語られています。『食重なれば 齢なし 故に大神 月に三食 苦きハホ菜や』1文 『我が常の食 千代見草 他の苦菜より 百々苦し 苦菜の食に 永らえて 民豊かにと 国 治む』15文『ハオ菜を食めば 千代を得る 若菜も同じ 苦けれど ハオ菜は百々の 増し苦く 千代を延ぶれど』24文 千代を得る故「チヨミ草」と称されたこの苦草は、富士山に自生する「ハ(ホ菜/オ菜)」草と「ラ(ハ)菜」草と「ミ」草の三種でした。「ハ・ラ・ミ」のなかでも「ハ」草は、とても苦い味だったようですね。 『ハ…