< 在る時は 在りの遊び(荒び)に語らわで 恋しきものと 別れてぞ知る > え~。毎度のお運び、誠にありがとう存じます。 なにやらコムツカシそうなタイトルを掲げさせていただきましたが、いつもながらのバカバカしいお噺でございまして、え~、本日もひとつ、最後までのお付き合いをよろしくお願い申し上げておきますが。 なんでございましてね、噺の中に出てくる人っていうのはだいたい決まっておりましてですね。 主人公って申しましょうか、噺をひっかき回す役目を担っているのは、八五郎、熊五郎、与太郎ってな野郎たち。金さんなんてえのも出てまいりますね。 みなさんご存じ、だれもかれも能天気な性格で、トリックスター的な…