前の記事からの続きだが, 文章題の話ではないのでタイトルを改めた. 倍概念 (「量」に対する数の倍作用と言うべきものである) を使って分数を説明することもできる. 以下はその概略である.1) 単位分数n は (0 でない) 整数とする. 量 A が量 B の n 倍と同じであるとき, 量 B は「量 A の 1/n」という.※ これは小学校 2 年生で習う. (分数は小学校で 5 年にわたって習うのである!) //2) 一般の分数量 A と量 B の大きさを比較するのに第 3 のある量 C があって,A は C の p 倍である. B は C の q 倍である.が同時に成り立つとする (C が…