日本でも総裁選が熱を帯びていますが、出馬表明した候補の中でも河野太郎氏のインタビューを聞いていると、他の候補と比べて先進的ではあっても、その先進さゆえに左派的な発想に依存している傾向があるように聞こえました。 派閥に依存しないとか原発は日本では淘汰されると見ている氏の考えは、一見先進的な発想ではあっても、一方では皇室のあり方も含めて、日本の王道的な慣習や意識を逸脱しようとする意味での先進性とも取れるものです。 超保守で臨機応変の岸田氏・保守でも危機管理投資優先の高市氏に対し、派閥は他派候補への触手を伸ばしたり、若手議員も党派を超えて党の空気を変えようとする動きがあったりと、新しい変化を積極的に…