原子力発電が人類と現代文明に適しているかどうかといえば、Noなのです。でもかなりひねくったNoでして、諦め口調のNoであり、しかもなお現状の原子力発電の存続を必要悪とするNoというと、一般の人に「一体全体、どっちやねん!」とどやされるだろう。 まずは、こんあもん最初から実用化しちゃいけなかったという歴史的な指摘から始めたい。マンハッタン計画が大間違いなのだ。原子力爆弾なんていらんかったし、その副産物としての原子力発電なんてアメリカの科学者や技術者や政治家や軍人たちは製造してはいけなかった。そこから始まります。 彼らが放射性物質の特性と危険性を知りながら、そのエネルギーを解放してしまう技術を編み…