ホラー&ミステリーと書いてあったので、もう少しホラー色が薄いのかと思って読んだのですが、思い切りホラーでした。結構、怖かったので印象に残りました。そして、最後の締め方が上手だったので、この人のホラーではない小説を読みたいものですね。 全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。選考委員、激賞!令和初の大賞受賞作!「恐怖と謎がしっかりと絡んでいる。ミステリ&ホラー大賞にふさわしい」――有栖川有栖氏「謎への引きこみ方が見事。読了後は心地よい酩酊感に襲われました」――辻村深月氏信州で暮らす久喜雄司に起きた二つの出来事。ひとつは久喜家代々の墓石が、何者かによって破壊されたこと…