安野光雅さん、岩田慶治さん、大西赤人さん、加賀乙彦さん、河野博臣さん、富永茂樹さん、中村雄二郎さん、井上ひさしさんが「生と死」について語っています。 1980年の本なので内容は古いはずなのですが、人の生死感はあまり変わらないので今でも十分読めます。 その中の安野光雅さんの「蝉と筋ジストロフィーの少年へ」という文章で筋ジストロフィーが取り上げられています。 数行しかないのですがインパクトが凄くあります。 安野さんがNHKのラジオで聞いた筋ジストロフィーの少年の言葉が掲載されています。 「両親は、僕が、不治の病で、余命が少ない事を知らないと思っている。しかし僕は知ってしまった。でも両親が悲しむと思…