『音声生成の生理学的背景』 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasj/48/1/48_KJ00001456378/_pdf “3.1 調音器官の形態”“最も際立つ特徴はヒトで最も著しいといわれる咽頭腔の広さであり,これは言語獲得能力の理由の一つとされている” “ヒトの進化に伴って喉頭が下降し,咽頭腔が延長して気道と食物道とが交差して口腔が直角に湾曲するようになると,気道を保つために咽頭腔は広く容易には閉塞しにくい形態が要求される。ヒトの舌の形状そのものが前後に短いこととあいまって,舌筋の中で最も発達したオトガイ舌筋後部がここで機能的な役割を果す。また,…