文筆家。1972年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業。国書刊行会、ヤフーを経て、フリーランス。「哲学の劇場」主宰。id:clinamen
文筆家。1972年3月14日生まれ。 慶應義塾大学総合政策学部卒業。 国書刊行会、ヤフーを経て、フリーランス。 関心領域は哲学、犬猫鳥、卓球、単車、映画、ロックなど。 ※「哲学の劇場」では「吉田浩」の筆名も使用
車のこと全然知らないのだけれど、わたしが自分の車を持つとしたら、フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオがいい。『おぎやはぎの愛車遍歴』持田香織のゲスト回を観てから私もこれがいいなあとずっと思っている。オープンには一生しないで乗ることになるだろうけど。持田香織は15年ずっとこれに乗り続けていたらしい(今はどうかわからない)。彼女にとって車とは“友達”らしい。そりゃあもう15年も一緒にいたらそうだよね。しかし、別れはあるのでしょうか。そうなるとかなり寂しいのだろうか。ゴルフ カブリオ。『ロングバケーション』の赤い車もゴルフでしたよね。赤い車はカッコいいけれど、わたしには荷が重い気がする。車ね、いいで…
天才成田悠輔が中学生時代の悩めるかわいそうな弟に薦めた本をまとめてみた。 『精神の氷点』(大西巨人) 『抱擁家族』(小島信夫) 『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(中原昌也) 『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』(森川 嘉一郎) 『人間この劇的なるもの』(福田恆存) 『堕落論』(坂口安吾) 『の思考』(柄谷行人) 『歴史の終わりを超えて』(浅田彰) 『スポーツ批評宣言あるいは運動の擁護』(蓮實重彦) 『仏教者の戦争責任』(市川白弦) 『人間であるという運命』鶴見斉 『狭山事件の真実』(鎌田慧) 『キリスト教思想への招待』(田川建三) 『なぜカルト宗教は生まれるのか』(浅見定雄) 『痛快!憲法…
暑くなるのかと思ったらやっぱり寒くなったりと今年はなかなか暖かくならない。雨の予報はないっぽいのだけれど、今日もなんだか雨が降りそう。そんな気がする。ジャケットのポッケに文庫本を入れる。エリザベス・ギルバート『巡礼者たち』だ。夏になると本を入れる場所がなくなるので困る。鞄はできるだけ持ちたくない。もう少しこれぐらいの気温が続いてくれればいいな、と思う。イヤフォンをして、スカート『離れて暮らす二人のために』を流す。この前行ったカナメストーン、真空ジェシカ、ママタルトによるユニットライブ『風薫る東名阪漫才興行2022』の開演前の場内SEで流れていたのを耳にしてから、よく聴いている。良い曲だ。「離れ…
[見田宗介(=真木悠介)教授追悼特別番組]われわれ一人ひとりが翼を持てば自由を手放さずとも社会を変えることはできるマル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第1100回) www.youtube.com 今回のマル激は見田教授の追悼番組として、大澤真幸、宮台真司の見田教授の愛弟子二人が、見田氏の代表作である『気流の鳴る音』、ヒューマニズムの対象を人間のみならず動物にまで広げてみせた『自我の起原』、見田学の基本とも呼ぶべき『現代社会の存立構造』(以上いずれもペンネーム真木悠介として出版)、見田氏が愛してやまなかった『宮沢賢治』、永山則夫との交流に基づく『まなざしの地獄』な…
関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ ロシアの諺「歴史を見ない者は片目を失い、見すぎる者は両目を失う」 ・ ・ ・ 2022年3月12日・19日号 週刊現代「リレー読書日記 『人間らしく』生きるとは何か。 進化論を捕らえ直すことで新しいアイディアを得る 毛内拡 偏った認知、すなわち『認知バイアス』の一つに『目的論的思考』よ呼ばれるのがあります。これは、何か大いなる意志のようなものがあって、その目的や意図、願望に適うように物事が進んでいると信じるという人間らしい考え方です。 吉川浩満の『理不尽な進化』では、人間がこの目的論的思考を持…
www.youtube.com 吉川浩満氏が、『重要なことについて』の書名でも明らかなように、重要なことが書かれてあるだろう。山本貴光氏がおっしゃるように高価な本ではあるが、高価であればあるほど、重要なことが書かれてあるだろう、の、はずだ。 重要なことについて 第1巻 作者:デレク・パーフィット 勁草書房 Amazon 重要なことについて 第2巻 作者:デレク・パーフィット 勁草書房 Amazon さて、ページをめくろう。 第一章 規範的概念 1 規範的理由 われわれは理由を理解することも理由に応えることもできる動物だ。これらの能力は、大きな知識と地球上の生命の未来を支配する力とをわれわれに与…
吉川浩満くんとお送りしている「人文的、あまりに人文的」#105は、「哲劇のあいうえお「検索」」の回です。 「ドゥルーズのabc」を真似して、「あ」から順に言葉をとりあげて、二人でおしゃべりするというシリーズです。 www.youtube.com
4月21日発売の本 4月22日発売の本 4月23日発売の本 4月24日発売の本 4月25日発売の本 4月26日発売の本 4月27日発売の本 4月21日発売の本 フラジャイル(22) (アフタヌーンコミックス) 作者:恵三朗,草水敏 講談社 Amazon 紛争でしたら八田まで(9) (モーニングコミックス) 作者:田素弘 講談社 Amazon ダーウィン事変(4) (アフタヌーンコミックス) 作者:うめざわしゅん 講談社 Amazon とんがり帽子のアトリエ(10) (モーニングコミックス) 作者:白浜鴎 講談社 Amazon 惑わない星(7) (モーニングコミックス) 作者:石川雅之 講談社 …
といっても、お店を始めるわけではなくて、フランス文学者の鹿島茂さんがプロデュースする共同書店PASSAGE by ALL REVIEWSに、吉川浩満くんとともに棚を借りたのでした。 店内の棚には住所が振られており、「哲学の劇場(山本貴光+吉川浩満)」名義で「デカルト通り3番地」です。 随時、あれこれ本を追加したいと思います。 場所は、神保町(東京都千代田区神田)です。 どうぞよろしくお願い申しあげます。 #哲学の劇場 の本棚デカルト通り3番地,#PASSAGE by ALL REVIEWS,東京都千代田区神田神保町1-15−3 サンサイド神保町ビル1Fhttps://t.co/pErnp26C…
シブヤ大学のZINE制作プロジェクト「歩くようなはやさで生きる人のためのリベラルアーツ」第4回は「対話する」をテーマに、永井玲衣さんにお話を伺います。 聞き手は、吉川浩満くんとわたくしです。 詳細は下記リンク先からどうぞ。 www.shibuya-univ.net
2021年4月からのシリーズでは、高校卒業程度の知識と学力のみを前提として、自己啓発書の古典を使った講読・演習講義をおこなっています。 会場は朝日カルチャーセンター新宿ですが、オフライン・オンライン併用で開催していますので 関東近隣以外にお住まいのかたでもご参加いただけます。 開催日時: 2022年 7/20(水)、8/24(水)、9/21(水) 19:00-20:30 受講料金: 一般: 9,900円(三回分) http://bit.ly/nPhilo2022b1 ユース学生: 4,950円(三回分) http://bit.ly/nPhilo2022b2※上記のほかに設備費(495円)がかか…
「人間はウィルスと共存して生きることは出来へんのか」 「感染列島」で投げ掛けられたこのセリフに、答えを示したのが本書である。上橋菜穂子が『鹿の王』の着想を得た本として有名になったので、ご存知の方もいるかもしれない。私も『鹿の王』読了後にこの本に触れ、目から鱗が剥がれるような快感を得た。 だが驚いたことに、税抜き1000円でしかなかったこの本は、2020年5月の時点で、Amazonで何と4000円で販売されているらしい。感染症への関心の高まりが、これほどにも洛陽の紙価を高めるとは。それほどに、今、読むべき価値が高いということだ。 この本を買いたくても買えない人のために、この記事で、せめてかいつま…
柏書房のwebマガジン「かしわもち」の連載「絶版本」の最終回に、吉川浩満くんとともに寄稿しました。 「「絶版」ガモンダイなのだ」と題して、対談形式でお送りしております。 note.com
シブヤ大学のZINE制作プロジェクト「歩くようなはやさで生きる人のためのリベラルアーツ」第3回は「生活を知る」をテーマに、小川さやかさんにお話を伺いました。 聞き手は、吉川浩満くんとわたくしです。 www.shibuya-univ.net research-db.ritsumei.ac.jp
2022年3月19日に、立命館大学教養教育センターの企画・主催による「SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか」第10回に登壇しました。 「本を読む、ものを書く、編集する」と題して、『文藝』(河出書房新社)編集長の坂上陽子さん、立命館大学教授の瀧本和成さん、吉川浩満くんとわたくしとで、あれこれお話ししました。事前の申込は600名以上とのこと。ご来場・ご視聴、ありがとうございました。 イヴェントの模様は、近日YouTubeで公開される予定です。 下記リンク先は、立命館大学のウェブサイトに掲載された当日のレポートです。 www.ritsumei.ac.jp