安芸吉川氏の本拠・日山城東麓の城下市町。吉川元春が日山城に入城したころから大きく発展したとみられ、市に定住する市衆や吉川氏が任じた目代(代官)もいた。江戸期の屋号からは、周辺および遠隔地の流通を担う商人や、木綿や皮革・染料を扱う商職人もいたと推定されている。 吉川元春、日山城へ入る 中山市の支配 中山市の商工業 寺社と城館関連地名 参考文献 吉川元春、日山城へ入る 中山は吉川氏本拠地の日山城の東麓に位置する。日山城は標高705.4メートルの火野山の山頂部に東西約700メートルにわたって築かれているが、同城への登城路は中山市からの中山道と南麓の屋敷群(火野山南麓遺跡)を経由する舞綱道の2つのルー…