名古屋が舞台の殺人事件と聞いて、えっ、勝地の少ない名古屋のいったいどこで殺人が?と興味を持つ人も多いかと思います。 先日、その名古屋で起きた殺人を描いた、昭和3年発表の『大雷雨夜よるの殺人』(小酒井不木ふぼく・1890-1929)*1という作品を読みました。 この短編小説、犯人が判明するや2ページであっというまに幕切れになることにも驚くのですが、今回は殺人事件は名古屋のいったいどこで起きたのか?をみていきたいと思います。 [http://:title] ①『大雷雨夜の殺人』のあらすじ(簡単に) ②「鶴舞公園で殺人」という思いこみ ③その他のみどころ(少しだけ) 最後に ①『大雷雨夜の殺人』のあ…