東京国際映画祭で鑑賞。チケット完売前ギリギリセーフで何とかゲット。香港亞洲電影節のクロージング作品にもなっており、11月10日に初めて香港でお披露目されるので、今回がワールドプレミアだ。 最後のシークレットサプライズには本当に驚いたよ。 翁子光(フィリップ・ユン)監督の最新作。2010年に起きた殺人事件を元に映画化した。15歳の息子が妹と母親を刺殺し、精神鑑定を経てそのまま精神病院に入院する。1人残された父親は、家族の思い出が残る家に留まり、亡くなった妻に向けてパソコンで手紙を書き続け、息子の面会も定期的に続けていた。 この事件の不幸が際立つのは、事件が発生するまで息子の精神状態がここまで深刻…