商品ロゴ

こんにちは、松本千嶂です。 今日はデザイン用毛筆文字で、商品ロゴです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ デザイン制作：株式会社デ・トレイヴ様発注元：株式会社市川園様 （毛筆文字原本） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 以前の記事（2020-10-04の記事参照）でも書きましたが、字の大きさや形に変化をつけるようにしています。そうすることで、全体的に動きや立体感のある作品になるように思います。 「いかせん」の「い」の2画目の終筆は止めずに勢いよく跳ねることで、イカの生きの良さを、また「か」の１画目の終筆、「せ」の3画目の終筆は軽く筆を抜き、重くならないように表現しました。「ん」は少し傾斜…

こんにちは、松本千嶂です。 今日はデザイン用毛筆文字で、商品ロゴです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ デザイン制作：株式会社デ・トレイヴ様発注元：株式会社市川園様 （毛筆文字原本） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊この仕事に限らず、どんな仕事でも同じだと思いますが、他との差別化というものが必要になります。それは他にはない斬新なものでなければならないということです。しかし、私の場合は、古典書道を基礎とした書作品制作の延長線上にこのデザイン用毛筆文字の仕事があるため、どうしても伝統を重んじる正統的な文字になってしまうことは否めません。ただ、同じ碑法帖（2020-08-24の記事参照）を臨…

こんにちは、松本千嶂です。 今日の毛筆文字は「商品ロゴ」です。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ デザイン制作：株式会社デ・トレイヴ様発注元：株式会社市川園様 （毛筆文字原本） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊少し中心を外したり、偏と旁の傾きを変えてみたり。田舎の風景や風を感じるような素朴さを表現しようと思いました。美しい行儀の良い字ではそれを表現できません。書き進めると、これがなかなか難しいことを実感します。ああでもないこうでもない、と枚数を重ねてゆきます。気が付けば反故紙の山。「創作の楽しみ」ではなく「創作の苦しみ」といった状態です。しかし、ある時、突然に「これだ！」というものが出…

こんにちは、松本千嶂です。 今日の毛筆文字は「商品ロゴ」です。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ デザイン制作：株式会社デ・トレイヴ様発注元：株式会社市川園様 （毛筆文字原本） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 淡雪は、春先のふわふわした消えやすい雪です。そんなイメージを抱きながらあまり技巧に走らず淡々と書きました。手書きの毛筆文字の商品ロゴによって、その商品を連想してもらうことがこの仕事の目的です。お客様は、使われている材料や味がどうなのかといったことに関心がゆきますが、購入動機の入り口となるのが商品ロゴやパッケージのデザインではないでしょうか。そういう思いでこの仕事をしています。 …

こんにちは、松本千嶂です。 今日の毛筆文字は「商品ロゴ」です。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ デザイン制作：株式会社デ・トレイヴ様発注元：株式会社市川園様 （毛筆文字原本） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「きびだんご」といえば昔話の「桃太郎」。私はそれを連想します。鬼退治のおともをするかわりに下さいな、と言われて桃太郎がイヌやサル、キジ にあげたあの「きびだんご」です。 老若男女を問わず、親しみが沸くような書体にしました。字をデザインする時、その商品のターゲットは誰か。それも念頭において制作します。全体的に丸みのある雰囲気に仕上げたかったので、紙は墨がにじむものを使用しています。…

こんにちは、松本千嶂です。 今日は毛筆文字の「商品ロゴ」について。 お酒のラベルや食品のパッケージ、ポスター、お店の屋号などデザインの中で使用される毛筆文字を私は、「デザイン用毛筆文字」と呼んでいます。機械的な文字とは違い、手書きの毛筆文字は、その商品やお店を印象づける重要なアイテムとなります。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ （制作原本） デザイン制作：株式会社デ・トレイヴ様発注元：株式会社市川園様 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ インテリア用書作品は、自分の心の趣くままに作品を制作しますが、デザイン用毛筆文字は、第一にお客様の思いを実現することが求められます。その上で自分のスタ…