商鞅の話です。 ネタバレします。 戦国時代、秦は思い切った国政の改革を行い超大国にのし上がった。その基礎を作ったのが商鞅である。 商鞅の本名は姓は公孫名は鞅で衛の側室の子である。 商鞅は若い時から政治学を学んだが衛ではその学問を生かす場所がなく、魏の宰相公叔痤の食客となった。 公叔痤は商鞅が並々ならぬ才能の持ち主であると知り政治に商鞅の意見を取り入れるようになった。 だがその公叔痤も寄る年波には勝てず病床に伏した。 魏の恵王は公叔痤の後継者に迷い公叔痤は食客の商鞅を勧めたが王の答えははかばかしくない。 公叔痤は「もし商鞅を採用されなくば殺してくだされ。あの才能を他国で使わせてはなりませぬ」と説…