映画「イントゥ・ザ・ワイルド」は、ジョン・クラカワーのベストセラー・ノンフィクション『荒野へ』を、オスカー俳優ショーン・ペンがメガフォンをとり映画化した作品である。2008年に公開され、アカデミー賞では撮影賞と編集賞にノミネートされた。 映画の主人公は、大学を中退し、ウォール街の金融業界で働くクリス・マッカンドレス。彼は、社会の価値観に疑問を持ち、都会の生活に馴染めずにいた。ある日、彼はすべてを捨てて、アラスカの荒野で一人暮らしを始めることを決意する。 映画は、クリスがアラスカを目指して旅をする様子を、クリスの妹・カーラ・マッカンドレス(エミリー・ワトソン)のナレーションを交えながら描いている…