出雲を中心として広がっていったと考えられている四隅突出型墳丘墓から近畿の前方後円墳が誕生するまでの歴史は今もって解明されているとはいいがたい。そこで「四方」や「ミチ」にまつわる話を取り上げ、墳丘や記紀から陰陽道とのつながりを示す。次の流れで紹介していく。 ・四角四堺祭(しかくしかいのまつり)・ミチについて・丹波比古多多須美知能宇斯王(たんば(たには)ひこたたすみちのうしのみこ)・日本書紀における四道将軍・方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)・四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)・イザナギがヨミの国からの帰還の際、禊にて生まれた12神のうちの3神・時量師神(トキハカシノカミ)・和豆…