1968年発売、ビートルズのUS盤ホワイトアルバム(THE BEATLES SWBO-101)にはジョージハリスンがダメ出ししたマスターを使用した”回収盤”が間違って世に出てしまった激レア盤があることが知られています。これはアンソロジー本にも書かれているような「アメリカ滞在中のジョージがたまたまキャピトルレコード社へ立ち寄って聞いたホワイトアルバムの音が気に食わずマスタリングをやり直しさせた」というのがが話の発端です。キャピトルレコードはそれまでカッティングしてきたラッカー盤を廃棄、新たに切り直したラッカー盤のマトが34というわけですから、ジョージがNGを出したマスターは33以下のマトを持つレ…