この日訪問するのは、急増するサイバー脅威に備えるため、英国政府が2022年から活動させている国家サイバー諮問委員会(National Cyber Advisory Board:NCAB)。民間や第三セクターの有識者たちが集い、政府の活動に資する調査や議論をしている機関だ。日本の産業界と議論したいとされたテーマは以下の4つ。渡航した企業メンバが全員何らかのプレゼンをする、今回のミッションのハイライトである。会合の場所は、外務省の荘厳な会議室。 1)レジリエンス 攻撃を受けることは避けられない。いざという時被害の局所化や迅速な復旧ができるようにすること。しかし実態は、複雑だったりレガシーだったりす…