《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info ■国鉄分割民営化による鉄道用ディーゼルエンジンの転機 1987年の国鉄分割民営化は、国鉄が脈々と受け継いできたあらゆることに大きな転機をもたらしました。列車の運行形態やサービス面で、利用者の目にわかる形で現れました。また、経営方針もこれを境に各社の経営環境に合わせたものになるとともに、『必要だから作る』という国鉄時代のように、鉄道債券を発行し借金をつくってでも新型車両を製造することはできなくなりました。民間企業となったことで、安易に負債を増やすことは禁忌であり、経営問題にもなりかねません。 気動車の動力源であるディー…