中国共産党の習近平指導部が、有事をにらんだ動きを強めています。 国防に関する、動員の決定や変更について、法的手続きを不要にするように改定しました。 台湾や南沙諸島などを巡り、万が一の軍事衝突に備える思惑や、国内引き締めの狙いもありそうです。 中国には、国が動員命令を発動すれば、18~60歳の男性と、18~55歳の女性に、国防義務を負わせることが出来る「国防動員法」があります。 10月下旬に開催された、全国人民代表大会(国会の相当)常務委員会で、事実上、習近平指導部の意向で、法的な手続きなしで変更できることを決めました。 通常の法律制定や法改正は、1~2ヶ月に一度開かれる全人代常務委員会で、原則…