別に高級な食事で無くても、その時に食べたいなと思う料理があって、それを夕食に食べる予定になっていたのに、なんかの都合で別のものを食べることになり、例えそれが当初の予定のものよりもご馳走だったりしても、なんとなく納得しきれない気分が残るってことがあるでしょう。 すっかり餃子の口になっていたのに刺身を食べるとか。 刺身はとても美味しいものだったんだけど、満腹になってもまだ餃子が食べたかったりするような。 冲方丁は、いろんな話を書きます。 SF、時代物、歴史物、挙句に清少納言が主人公の「はなとゆめ」とか、どう言えば良いんでしょうか、泣もの短編集「もらい泣き」とか。 それでも共通して「ああ冲方丁だ」と…