大阪歴史博物館の特別企画展「大阪の近代化と町(ちょう) -水帳(みずちょう)から公文書へ-」最終日に閲覧。 「水帳」とは「検地帳」のことで明治初期から1950年代まで使われた「土地台帳」に変化し現在は「不動産登記簿」として整備されていて「水帳」の「水」は、古代律令制下の「御図帳」の当て字と言われます。 今回の特別展は、1879年~1880年に掛けて町(ちょう)で起きた以下の三つの変化に注目、住民の高度な自治組織で在った大坂三郷を基にした町共同体の解体過程を古文書から紐解いていきます。 1.水帳における土地所有者名義の切り替え作業(帳切ちょうぎり)が終了すること。 2.町が作成した水帳が区役所に…