「土蜘蛛五人衆の巻」 ネタバレしますのでご注意を。 秋月藩で暗躍した土蜘蛛党の残党に命を狙われる影丸。 半蔵は手下の忍者たちに影丸の警護を命じた。 正直言うとこの巻はかなり手詰まりを感じてしまう。 これまで半蔵からの指令を受けて攻撃していたものを影丸の護衛という変化を持たせたのだろう。もしかしたら抜け忍のカムイが常に追っ手に狙われる状況なのを影丸に与えてみたのかもしれない。 が、本作品のこれまでの史実をない交ぜにしたストーリーと比べてしまうと物足りない。 敵が再登場の土蜘蛛党(恨みを持ってという設定だからやむをえないが)というのもあって得体のしれない恐怖、というのも期待できない。 唯一嬉しかっ…