マンガ。作者は横山光輝。
1961(昭和36)年から1966(昭和41)年にかけて『週刊少年サンデー』に連載され、少年マンガにおける忍者ブームの火付け役となる。
『鉄人28号』と並ぶ、横山光輝初期の代表作にして傑作。
主人公は、公儀隠密である伊賀の忍者、影丸。
その影丸が服部半蔵の命を受けて幕府に仇成す勢力と戦う姿が、豊富なアクションに個性豊かな敵味方の忍者達、そして驚くべき忍術を交えて描かれる。
戦いに次ぐ戦い、次々と散っていく敵味方、非常な忍者同士の戦闘は、のちの少年マンガにおいて一つのの中核を成すトーナメント制バトルの原型と言われる。
物語は全9部からなり、発表順に
「若葉城のひみつ」「由比正雪の巻」「闇一族の巻」「半蔵暗殺帳の巻」「七つの影法師の巻」「地獄谷金山の巻」「邪鬼秘帳の巻」「土蜘蛛五人衆の巻」「影丸旅日記」。