小野篁(おののたかむら)は 平安時代前期の政治家・学者・歌人です。 遣隋使・小野妹子の子孫で、 小野好古、道風(「三蹟」の一人)は、 篁(たかむら)の孫に当たります。 「三蹟」(さんせき) 書道の能書家として 平安時代中期(10世紀頃)に活躍した 小野道風、藤原佐理、藤原行成の3名を指す。 小野篁は博識多才で、 「漢詩は白楽天、書は王羲之父子に匹敵する」 と言われたほど。 『経国集』『和漢朗詠集』『古今集』 などに作品を残し、 書家としても知られ、 『令義解』の編集にも携わっています。 わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟 小倉百人一首 (小野篁が838年に隠岐の島に…