「地震学をつくった男・大森房吉」(上山明博著、青土社)によると、「かつて国民の多くから敬愛され、世界の人びとから『地震学の父』と称揚され、1916年には日本人初のノーベル賞候補となった大森は、1923年の関東大震災を予知できなかったため、『無能な地震学者』と罵られ、その責任と非難を一身に背負ったまま震災から2か月後に急逝した」そうです。 私の知識でも、この文に間違いを指摘できます。wikipediaの「日本人のノーベル賞受賞者」にあるように、1901年の第1回から北里柴三郎や野口英世などがノーベル賞候補になっているはずです。本では「大森は世界に誇るべき偉大な地震学者なのか、それとも関東大震災を…