「零戦の真実」 「零戦の真実」坂井三郎 著者は第2次世界大戦で敵機を64機撃墜した旧日本海軍のエースパイロット。 自らの経験や戦後の取材を元に零戦の長所や短所、海軍での生活をひもとき、日本軍の思想を批評している。 零戦の特長は、当時としてはけた外れの長い航続力で、敵が思いもよらない遠くまで侵攻し、神出鬼没の活躍をした、と解説。運動性能もほめている。 防備を犠牲にしてでも、航続力や運動性能を重視した背景には、旧日本軍ならではの人命軽視に加え、資源の乏しいお国事情が透けて見える、と分析している。 一方で欠点も多かったという。 主武装の20ミリ機関銃(2門)は、威力があるものの、当たりにくく、携行弾…