患者さんに、”手術は先生がされるのですか?”という質問をされることがあります。 患者さんは、誰が執刀してくれるのかは非常に重要なこと、と思っているようです。 患者さんからすれば、ある程度、経験豊富な人に手術をしてもらいたい、と思うでしょう。 確かに、脊椎手術では、市中病院においては、頚椎症性脊髄症に対する椎弓形成術や、腰部脊柱管狭窄症に対する椎弓切除術などが全体の中でそれなりの割合を占めていると思われ、これらはresidentクラスが執刀することも多いと思います。 しかし、病院としては、治療成績が悪くなるような対応をすることは、得策ではないことから、手術は、問題なくできると思われる人に割り当て…