高槻市埋蔵文化財調査センターの前庭には、2基の円墳が移築されていました。 建物側から。 回り込んで、開口部を。 塚脇古墳群から移築された横穴式石室です。「つくり方」の解説も。 横穴式石室横穴式石室は、外部に通じる出入口をそなえた石室をいう。朝鮮半島から伝わり全国に普及した墓の形式で、古墳時代後期の一般的な埋葬施設である。ふつう玄室(主室)と羨道(通路)からなり、棺や副葬品は玄室に納められ、羨道入口は後に追葬をおこなうため石を積み上げて閉鎖していることが多い。2~4人以上が埋葬されていることがよくあり、家族墓とみられている。この石室は、脇塚古墳群から昭和52年に移築復元されたものである。出土遺物…