この世界に生まれてきた人は、みんな経験している胎児の時のお話。 自分がお母さんのお腹の中にいた記憶は全く残っていない。 胎児は生物の進化をすべて辿って、10か月で人間の形になって出て来ます。 最初は卵のような形をしていて、勾玉になり、ウーパールーパー!?の時期があり、 少しずつ人へと近づいていきます。 水の中でどうやって呼吸しているんだろう? ごはんを食べずにどうやって生きているの? おしっこやうんちはどうしているの? など、子どもが疑問に思うようなことを取りあげ、深い話をしてくれているところが 本書の素晴らしいところ。 私が一番驚いたのは、胎盤を通して、子どもから母親に、父親の遺伝子が移行し…