早稲田松竹でのアニエス・ヴァルダを観たのに続き、横浜シネマリンに巡回していた〈特集カンヌ国際映画祭とフランスの女性監督たち〉のアニエス・ヴァルダの3作品を観てきた。はじめての横浜シネマリン。映画の舞台になっているロサンジェルスのダウンタウンの雰囲気と近い。 『ブラックパンサーズ』(1968)『壁画・壁画たち』(1980)『ドキュモントゥール』(1981) cinemarine.co.jp この3作品は、テーマがどれも違うが、『顔たち、ところどころ』のエッセンスを感じる。 アメリカという地に来ても、やはりアニエスが関心を寄せるのは、現実に生きている人の生活で、現実の人間関係で、その人を特徴付ける…