変性性脊髄症は、進行性の脊髄の病気です。ゆっくりと体が動かなくなりますが、この病気自体の痛みはありません。 日本では「ウエルシュコーギーの変性性脊髄症」として知られています。この病気は残念ながら完治させる治療法はありません。しかしながら、病気をよく理解したうえで適切なケアをしてあげれば発症しても辛い思いをあまりさせないで暮らすことができます。 病気の特徴 10歳過ぎから症状が現れるのが特徴です。症状は後ろ足から少しずつ出はじめていきます。病気が進行すると、前足にも同じ症状が出るようになります。さらに進行すると、呼吸が少しずつしにくくなっていきます。個体差がありますが、症状は3年から4年くらいか…