「ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考」高橋祥子 <所感> 一言でいうとシンプルに良い本。 生命化学分野のPhDの経営者ならではの視点が満載。 生物学的見地に立脚し、人はどうあるべきか?という指摘が示唆に満ち溢れ、また多角的な視点を提供してくれる。 本書を貫く提言は「生物学的には思考停止はエネルギー効率化となる正しい省エネ行為。しかしそこに抗い、思考し行動することは人類の希望」という点。非効率に見える行為(=思考や行動)こそが大事だと。 特に印象的なトピック。 1.課題解決 課題解決には客観的な情報に加えて、主観的な要素も必要。 また課題解決を進めるには他社の巻き込みが必要であ…