図書館で借りてきたCDを聴いている。聴き慣れた曲だがこうも違いがあるのか、と驚いた。 宗教曲を好んで聴く。バッハからブルックナー迄、いずれも素晴らしい。簡素で素朴なものも清澄で心に染み渡るが、やはり大編成のコーラスにオーケストラがついて演奏されるものが自分は好きだ。モーツァルトの作品ならば白鳥の歌であるレクイエムになるだろうか。戴冠式ミサも良い。その曲を知ったのは後年になるが大ミサを挙げるべきだろう。規模としてはレクイエムよりも大きい曲だ。この曲はもっぱらカラヤンがウィーンフィルを指揮した録音を聴いていた。 図書館で借りたCDはのうち一枚は大ミサだった。カラヤンの録音で満足していたので借りる必…