「守中用中」と「取中入中」は大成拳の重要な技撃原則であり、王薌齋の技撃理論の重要な構成部分である。 中線とは、人体の中心軸線を指し、おおよそ頭頂の百会穴から会陰穴に至り、地面に延伸する垂直位置にある。武術の訓練及び実戦中、中線は常に中正不偏を保持しなければならない(たとえ形体がわずかに偏っても斜中寓正で応じる)。中線を中正不偏に保持すれば、身体は中正安舒で、八方を支撑する感覚があり、動作中にも身体の平衡を保つのに役立つ。 守中とは、自分の中線を敵方に侵されないように守ることである。 用中とは、自分の中線を用いて敵方を攻撃することである。 取中とは、敵方の中線を攻撃目標として選ぶことである。 入…