前のblogに書いた大気密度のモデルと宇宙船の運動モデルに加えて、Sutton-Gravesの熱伝達モデルを使うと大気から宇宙船への熱流束を評価することができる。 J.FayとF. Riddellが考案(Journal of Aeronautical Sciences, vol. 25, no. 2, 1958)し、K. SuttonとR. A. Gravesが簡易化(NASA TR-376, 1971)した便利な式があって、大気から宇宙船への熱流束は次の式で表せる。 これまでblogで書いてきたことを総動員すると、Apollo 6に対する各高度の熱流束は次の図のように計算できる。高度が高いと…