幻のような青。空と海の境目が分からない中、ゆっくりと進む船。遠くに見えたのは、一筋の光・・・ そんな浪漫があるのが、海を照らす灯台。旅をしていて海に出て巡り合うと、旅行の非日常ととてもマッチします。普段東京近郊に住んでいるとなかなかお目にかかる機会はありませんが、最初に灯台の非日常を味わったのは、映画館で観たハナミズキがきっかけでした。北海道の美しい風景の中に佇む白い灯台をよく覚えています。 時は流れ、灯台のことはすっかり忘れて川や暗渠にハマっていたのですが、 そんなあるとき、こんな問いが: 日本に灯台はいくつあるでしょう? そのうち、人間が中を登れる灯台はいくつあるでしょう? 日本は島国で、…