工藤直子「ともだちは海のにおい」(絵・長新太)を引き取った。原発事故により休館していた福島県大熊町図書館が解体されることになり、昨年から図書の無償譲渡を始めた。その残りが大野駅(大熊町の駅名)においてあり、それをいただいてきたという訳だ。ちなみに大熊町は「読書のまち」を掲げていて、蔵書数は町立図書館としては県内最大規模だったという。 コロナが一旦落ち着いたとされているので、親族に会いに田舎に帰った流れで、この本に出会った。同じ作家による「ともだちは緑のにおい」もあったのだが、あいにくリュックはパンパンでもう入らない。記念というわけではないのだが、手に持って歩く事にして「海」の方を引き取ることに…