絵本作家。昭和2年、東京生まれ。蒲田工業高校出身。独立漫画派所属。「おしゃべりなたまごやき」で、昭和34年度文藝春秋漫画賞を受賞。 著作は数えきれず。大胆なタッチと内容は、現在でも他の追随を許さない。トムズボックスで自主制作絵本も出してたりする。 2005年6月25日、中咽頭癌のため死去。享年77歳。
なにを たべたか わかる?/長 新太/絵本館/2003年 ネコが大きな魚を釣りあげ、かついでいます。ネコは前を見て、魚の口は、ネコの背中。 魚は、ネコの知らないうちに、ねずみ、うさぎ、イヌ、やぬき・・・、をパクリ。 魚の重いこと重いこと。ネコは ぎゅっと つぶされて しまったんだ。 何とか脱出すると、大きな魚が目の前。 はじめ、ネコの二倍ぐらいの魚が、あれこれ食べちゃうので、十倍にも。 さあ、ネコはどうする? 魚が大きくなるようすに、びっくり。 読み聞かせで大評判です。 ogawasaito.hatenablog.com ogawasaito.hatenablog.com ogawasaito…
5月、1年生で読みました。 はじめての読み聞かせ。 『 ろくべえまってろよ 』は、私が小学生の時、教科書に載っていて読んだお話。 細い線の繊細な挿絵が好きだった私は、長新太さんの絵の魅力には当時まだ気がつけずw 自分では絶対に手に取らなかったと思う。 読み聞かせられる本というのは、みんな自分で選んだわけではないから、私が読まなければ出会わない子は多いはず。 『 ろくべえまってろよ 』には、絶対出会ってほしい〜! と思って、選書しました。 www.shinko-keirin.co.jp
絵本『ハグくまさん』(ニコラスオールドランド・作/落合恵子・訳) ~すべての子どもたちと、忙し過ぎる大人たちへ~ 森にちょっと不思議なクマがいました。 だれかに会うと、いつも抱きしめてしまうハグくまさんです。 小さな動物も、大きなヘラジカだって、どこでもハグ、誰でもハグ。ハグくまさんは何でも抱きしめてしまうのです。 中でも大好きなのは、森の木を抱きしめること。 ある日、斧を持った人間の男がやってきて、1本の木の前で立ち止まり、その木を見上げます。 それは、森で一番大きく美しい、ハグくまさんが最も好きな木だったので、この男もてっきり木を抱きしめるのかと思っていたら、何とその木に向かって斧を振りか…
みなさま、こんばんは。 本の森を歩く。 第3回目の今日は素敵な絵本の紹介です。 長新太さんの「あるけ あるけ」 この絵本を読んだ人はみんな歩きたくなっちゃうんじゃないでしょうか。 わたしもこの絵本を読んだら外に飛び出したくなりました。 長新太さんの世界観にはいつも驚きと感動を与えてもらっています。 だんだん寒さが厳しくなってきました。 外に出たくないなぁ。 でも家にいても寒い···。 そんな時はこの絵本を読んで、 えいやっ!と外に出て、 少し歩いて帰ってくる。 そうすると寒いと感じていた家の中が不思議と暖かく感じられるんですよね。 そしてお気に入りの温かい飲み物を片手に 再びこの絵本を開いたら…
(こころ・おどる・ものがたり 絵本原画・本の宝石・おもちゃ・アート展) ★(絵本サークル)「絵本の読み聞かせ会」 北海道立旭川美術館、2023年8月26日(土)11:00(絵本サークルまほうのて)、14:00(絵本サークル赤いてぶくろ) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 絵本原画や小さな書籍作品、絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を展覧し、大正への愛着や物語性に満ちた世界へご案内します。すべての人々に、美術との楽しい出会いがありますように。 本展は4部に分かれていまして、第1部は「絵本~原画への小品」あべ弘士、加古里子、瀬名恵子、長新太、馬場のぼる、エ…
(こころ・おどる・ものがたり 絵本原画・本の宝石・おもちゃ・アート展) ★(絵本サークル)「絵本の読み聞かせ会」 北海道立旭川美術館、2023年7月29日(土)11:00(絵本サークルののはな)、14:00(絵本サークルぽわぽわ) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 絵本原画や小さな書籍作品、絵画、彫刻、工芸など多彩な作品を展覧し、対象への愛着や物語性に満ちた世界へご案内します。すべての人々に、美術との楽しい出会いがありますように。 本展は4部に分かれていまして、第1部は「絵本~原画への小品」あべ弘士、加古里子、瀬名恵子、長新太、馬場のぼる、エリック…
工藤直子「ともだちは海のにおい」(絵・長新太)を引き取った。原発事故により休館していた福島県大熊町図書館が解体されることになり、昨年から図書の無償譲渡を始めた。その残りが大野駅(大熊町の駅名)においてあり、それをいただいてきたという訳だ。ちなみに大熊町は「読書のまち」を掲げていて、蔵書数は町立図書館としては県内最大規模だったという。 コロナが一旦落ち着いたとされているので、親族に会いに田舎に帰った流れで、この本に出会った。同じ作家による「ともだちは緑のにおい」もあったのだが、あいにくリュックはパンパンでもう入らない。記念というわけではないのだが、手に持って歩く事にして「海」の方を引き取ることに…
編み物が上手過ぎるふくろうおばさん。 「はるですよふくろうおばさん」 講談社出版文化賞絵本賞受賞 (講談社 2006年2月 第1刷) 作・絵 長新太 新装版 はるですよ ふくろうおばさん (講談社の創作絵本) 作者:長 新太 講談社 Amazon どんな絵本… 春と言えば何色を思い浮かべますか。 私は淡い緑や、桜の色。 本作は冬から春へのお話ですが 私の想像する春の色とは まったく違う色の世界です。 文章・絵、ともに長新太さんによるもの。 自由で雄大で、そしてユーモラスな表現の絵で これまた自由で雄大でユーモラスな発想の ふくろうのふくろのお話が描かれていきます。 どんなお話… とても寒がりな…
Guoぱんだです。 今日は絵本の紹介です。 わたし(福音館書店) 谷川俊太郎 ぶん 長新太 絵 「わたし」 いろいろな方向から見ると、それぞれ違う『わたし』が見えてくる。 単純な絵本に見えてかなり奥深い絵本です。 絵が長新太さん。 普通の絵じゃん!?と妙に新鮮ですね。
必ず助けるからね! 「ろくべえまってろよ」 みるみる絵本 (文研出版 2009年11月 第78刷) 作 灰谷健次郎 絵 長新太 ろくべえまってろよ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本) 作者:灰谷 健次郎 文研出版 Amazon 「兎の目」の作者・灰谷健次郎さんの初めての絵本です。 どんな絵本… ろくべえは表紙絵の小犬 深い穴に落ちてしまって それを見つけた子どもたちが 穴の入口に集まって心配しながら ろくべえに声を掛けています。 表紙を開いた次頁の絵は 穴だと知らなかったら何だかわからないかも。 紙面中央に描かれた 薄茶色の縦長の筒のようなもの その筒を囲む濃い茶色の壁 その薄茶の筒状部分に …